ようやくマスクが取れて
髪の毛をばっさり切り
こざっぱりしている三岡です。
さて今日は前回の続き、
ワルシャワブックフェアの後、
私がどこに行ったのかっていうお話です。
わたくしなんと、
賞をいただいたコンテストの授賞式に参加してきました。
タイトル通りです。
授賞式（あとちょっとした展覧会）はいつですか？と
4月の頭にメールを送り、そのあともまた送り、
ずっとまだ決まってません。と言われ続けていました。
それでも行くつもりで準備していたのですが、
ウィーンについたときに、メールが。
ほほう、授賞式の日にちが決まったと……。
ほほほう、18日にすると……。
ちょうどその日ブックフェアに行く予定の日やん！
ワルシャワおるやん！！
ガッツポーズ！！！
という、急なうれしいお知らせがありました。
ブックフェアの会場から、授賞式の会場（出版社のオフィス件本屋さんみたいなところ）まで
車で送ってくれるダリウスさん……。ブォーン。
通訳が必要なら一緒にでるし、
いらないなら仕事があるので帰るけどどうする？と聞いてくれました。
ブックフェアで多少の自信がついた私、
一人で参加することに。
ダリウスさんを見送る。
ということで、ここから再び一人です。
日本人一人とかではなく、アジア人一人。
会場についたころは、まだ人も少なく、
動画（賞発表の時のコメント動画）で見た人がちらほら。
すぐに気が付いて、歓迎してくれました。
持って行っていた絵本3種類を渡し、
荷物を置かせていただく。
皆さんのところに戻ると、
大爆笑で『ゾウとイカとカエルとキリン』を読んでくれていました。
英語翻訳しかないので、多少理解しにくいところはあったみたいですが、
英語ができる出版社の子（仮名：出版ちゃん）がみんなに説明してくれて、笑ってくれました。
もう、泣きそうな私。やだぁ……。うれしい……。
他の絵本も読んでくれ、ニコニコな皆様。
再び泣きそうな私。
そしてここで少しだけ、お仕事の話もできました。
ただ不確定要素が多いので、これもきちんと発表できるまでふわっとさせておきます。ごめんさい。
でも行ったからこそだぜ。
仕事の話できたぜ。
これも目標達成の一つだぜ。
何人かご紹介いただいて、握手したりお話したり。
すると出版社の方が「あの人これ出してる人だよ」と絵本を見せてくれました。
『MAPY』
！！！！！！
めっちゃ知ってる！！！
日本でもめっちゃ売れてる！！
え！！この出版社って、この絵本出してるところなの！！！！？
ちゃんとしたところやん！！！！（失礼１）
と、驚きまくってたら、出版社の人が絵本くれました。
（でもサインはもらえず無念）
徐々に人が集まり、授賞式開始。
まずはみんなでアニメーションを見る。
YouTubeでみれます。（※ただしポーランド語、私の絵が少しだけアニメーション化しているよ）
私と出版社賞大賞のリトアニア人（仮名：リトちゃん）の間に立ち、英語で全部通訳してくれる出版ちゃん。
優しい。
でも全然わからんかった、ごめん。
そのあとは、一人ひとり名前を呼ばれ、
黄色いチューリップと名刺のようなものをいただきました。
私の名前が呼ばれたとき、みんな来ていることは知っていたけれど
小さすぎて見えなかったみたいで
手を挙げ「ここ！」っていったらウケた。
ウケるのは嬉しい、大事。
そのあとは、置いてあった
ワインやら、クッキーやら、チーズやら、ブドウなんかをつまみつつ
会場に飾ってある受賞作品を見ながら（どうやらこれがちょっとした展覧会）
いろんな人に話しかけ、話しかけてもらいました。
「おめでとう～」とか
「どうやって思いついたの～？」とか
日本語でも答えるの難しい上に、この時すでに風邪っぽかったのでうまい返しもそんなにできず……。
そしてたくさんお話して、クッキーをつまんでたら
むせて、ちょうどしゃべっていた方々に水を入れてもらいました。すんません。
インスタグラムでお世話になってたポーランちゃんとその彼氏にも
会場で会うことができて、お土産を渡して、彼氏は絵本を買ってくれました。
ほんとポーランちゃんにはお世話になった。ありがとうポーランちゃん。
私とリトちゃん以外、多分ポーランド出身。
でせっかくなので、リトちゃんにご飯行かない？と誘う。
そしたら出版ちゃんも来てくれることに。
なぜか、会場の入り口（外）で座って
ケーキを食べてから
出版ちゃんに近くの飲み屋に連れて行ってもらいました。
3人でお話しする。
でも2人とも英語できるので、ちょっと辛い私。
3人の会話は半分くらいしか理解できんかった。悔しいな。
ブックフェアにでている他のおすすめの出版社を教えてくれる出版ちゃん。
リトちゃんはワルシャワまでバスで8時間だそうです。
遠いね！って言ったけれど、私飛行機で10時間越えでした。遠いわ……。
そして出版ちゃんが教えてくれたのだけど、ボローニャブックフェアで賞をとったこともあるそうです。
ちゃんとしたところやん！！！！（失礼２）
ほんま何も知らなくてすんません。
後に別で飲んでた出版社の方々と合流し
ほぼポーランド語なので、リトちゃんとただにこにこしてました。
（リトちゃんこっそり私に”Just smiling”って言ってた）
それでもたまに英語で話しかけてくれるけどわかりかねたり
うまく答えられず……。くっそう。
絵本作家の方もいらっしゃって
「イカめっちゃすき！」と言っていただきました。
そして全然関係のない本やけどサイン描いてと言われ描く。
そして私もノートに書いてもらう。
ありがてぇなぁ。
出版ちゃんが次の日誕生日だったみたいで、
お菓子にローソクがささったのが運ばれてくる。
ハッピバースデーの歌は共通でした。みんなで歌った。
そしたら次日本語で！とむちゃぶりされ
日本語でも一緒や！！と思いながらも
「おたんじょ～び～おめでと～」とうたう。
そして次にリトちゃんもむちゃぶりされる。
同じリズムで母国語に変えただけ。
私たちがんばった。
そして出版社の方々ご馳走様でした☆
リトちゃんと先に抜けて
ずっとダリウスさんの車移動だった私は、帰る場所がわからず
そして携帯も使えず
リトちゃん私が完璧にわかるところまで送ってくれた。
「私もしてもらったことがあるからー」って。優しさ。
すごいにぎやかだったね。
私たち笑うだけだったね。
というお話をしていたら
「笑うのも仕事だよね」と言ってて、あ、日本と一緒。となりました。
そして道行く人が路上でチュッチュしてるのをみて
リトアニアはしないって。あ、日本と一緒。となりました。
はんぱねえ親近感。
最後バイバイするときに、
これからよろしく！と言ってくれたのがすんごい嬉しかった。
リトちゃん出版ちゃん私は、同い年。
厳密にいえば、リトちゃんだけ学年が上。
でも関係ねぇ同い年。
これもすごくうれしかったな～。
前回のブログと今回のブログ
同じ日の出来事です。
あとは普通の私の思い出になりますが、
それもぼちぼち書いていければなと思います。
セルフクラウドファンティングで
絵を買っていただき、
そのお金で、ワルシャワに行ってみたら
こんなことが起こりました。
授賞式は10日前くらいに知ったので、
知ってからポーランド行くことはたぶん無理だったんじゃないかな～。
タイミング的にダリウスさんとも知り合えなかったと思います。
先に決めていて、たまたま日にちがあっただけですが、
行ってよかった。
ただこの「行ってよかった」と言ったり言われたりするたびに
何か腑に落ちない部分があって、なにかな～と考えた結果。
行くことが私の中で当然で
行こうか迷うことすらなかったなぁと。
直接会うパワーや、印象付け、
目を見て話す大事さは知っていたけれど
よりそれが、確証されたなという感じです。
さて次はだれと直接会おうか。
会って目を見て話そうか。
わくわくどっきどき～
↓以下写真↓
授賞式中の写真は出版社のFacebookにあがっているので、そちらをどうぞ。
私結構写ってるよ。
友達にもらったワンピースを着ていったら出版ちゃんに褒められました。
なのでそこにもご注目くだされ。
出版社Facebook
絵本『MAPY』
日本でも翻訳され、世界中で売れまくっている絵本。
ここ……ここが出してたんか……。
出版社の方々。そして爆笑中。
いた！私のカブトムシいた！
よく頑張りました！ありがとうカブトムシ！
ポーランドで再会できてうれしいよ！！
（サナギはいなかった）
申し訳ないな、と思いつつ、ノートにサインを描いてもらった。
目が私の絵と似ているね！という話になりました。
絵本『ゾウとイカとカエルとキリン』 作・絵 三岡有矢音
全国の未来屋書店、アシーネさんで販売中。
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