※このブログは以前、留学GEARにて掲載していたものを修正加筆したものです。
鬼畜と名高いヨーロッパのLCC、Ryanair
最初はびくびくしながらも、この半年で5回も乗った私の心得をお伝えしたいと思います。
こちらが噂のRyanair
これに
アイルランド,ダブリン → フランス,パリ
フランス,パリ → アイルランド,ダブリン
アイルランド,ダブリン → エストニア,タリン
ポーランド,ワルシャワ → イギリス,ロンドン
イギリス,ロンドン → アイルランド,ダブリン
と乗りまくっています。
鬼畜といわれる根源はいくつかありますが、大きく分けると
①遅れる
②いちいちお金がかかる
③罰金系の追加料金が高すぎる
④汚い
⑤遠い
⑥独自のシステム
です。
さあ、順番に見ていきましょう。
①遅れる
これはそのままですね。
離陸は90%遅れていると思います。
搭乗口で待つ間に、乗り込む予定の飛行機が着陸。
お客さんが出るのを見送り、その飛行機に乗り込むのが普通です。
この近さでまだ待ちます。
一度暴風の日に飛行機をにのろうとしたら、
搭乗口でまたされ、飛行機に乗る途中の階段で待たされ、さらに機内でも待たされ。
結局9時20分発が、11時10分発になったこともありました。
安全のために遅れているのだからいいんだけどさ、
案内が何もなかった。ただじっと待つ。そんな忍耐力が試されます。
※搭乗口が変更などの可能性もあるので、不安なことがあれば聞くのがベター。
②いちいちお金がかかる
これはRyanairに限らず、LCCすべてに言えることだと思います。
チャリーン(お金を払う音) 預け荷物
チャリーン 機内食、飲み物
チャリーン 席指定
チャリーン 大きい荷物の機内持ち込み
チャリーンチャリーンチャリーンチャリーン。
さらには、飛行機に乗る前に必ずバウチャーの印刷をしないといけないのですが、
お金を払わないと、出発の2日前にならないとできません。
旅行中だと、印刷を探すのも一苦労。
とにもかくにもお金です。
特に注意しなくてはいけないのが、機内持ち込みの荷物。
ライアンエアーのサイトによれば、
- サイズが55x40x20cmで重さが10㎏までの大きめの荷物
- サイズが40x20x25cmまでの小さな荷物
Standard Fare(追加料金なしのチケット)であれば機内へ持ち込めるのは、サイズが40x20x25cmまでの小さな荷物のみ。
ところが、Priority & 2 Cabin bagsというチケットを追加購入すれば、上記の手荷物2個を機内に持ち込むことができます。
リュックなどを持ち込む場合はPriority & 2 Cabin bagsを買うのがベターです。
これも飛行機を予約時に一緒に買うのと、
あとで追加で購入するのも値段が違うかったかと思います。
そしてここからがナンセンスなのですが、
Standard Fare(追加料金なし)でも大きいサイズのカバン、持ち込めるんですよね。
Priority & 2 Cabin bags(追加購入)を買えば、鞄にタグをつけてもらえるうえに、
優先的に機内へ入れるので、先に荷物入れを使うことが出来るのです。
つまり自分が搭乗した時にこの荷物入れが空いているのであれば、追加料金なしでも入れることが出来ます。
空いてなければ、最悪荷物おいてけぼり……だとか??
5回乗りましたが、荷物入れパンパンでどうにもこうにも!となったことがありません。
が、みんなこれを知っているので、全て指定席にもかかわらず
搭乗の開始が始まる前からとにかく並びます。
優先のチケットを買っている人も並ぶし、追加無しの人もとにかく並びます。
列があれば追加購入の有無関係なしに並んでおくのが良いかもしれません。
ちなみにこちらが9泊10日で3回飛行機に乗った時の荷物。
追加料金なしでやり過ごしました。
リュックの大きさは、男性が背負うとこんなかんじ(拾い画ですが)
この鞄に荷物をぱんぱんに詰めてました。
③罰金系の追加料金が高すぎる
まだこちらは未体験なのですが、高い(らしい)です。
すべての追加料金が安いのはネットで飛行機を予約した時の同時購入。
機内持ち込みのカバンの大きさも先ほど書きましたが、あれ以上の大きさを持ち込む人もいます。
ダブリン空港では荷物の大きさをチェックしているような方はいませんでしたが、
フランス、パリでは手荷物検査の列に入る前におじさんがいて、
その人の目に留まると、すぐUターン「お金を払え、預け入れをしろ」でした。
今まで4つの違う空港から乗り込んでいますが、この人がいたのはパリだけ。
フランス、パリのボーヴェ・ティレ空港を使う方はご注意ください。
④汚い
です。
座席の下にスナック菓子のくずが落ちていました。
席に座る前に、ごみがあったのでシートをはらったこともあります。
お菓子のくずはどこにでもあるので、「汚いものだ」と思って乗り込むことをお勧めします。
清掃してないと思う。
「この飛行機、今日が始発ですね」と思われるような飛行機はきれかったです。
⑤遠い
どこからどこが遠いって、空港から市内までです。
関西国際空港や成田空港でも、LCCは別の離れた場所に専用のターミナルがあって遠い。ということはありますが、
空港がLCC用の場合もあります。そうすると遠い。
私が使用したことのある空港
・ダブリン空港(アイルランド,ダブリン)
・ボーヴェ・ティレ空港(フランス,パリ)
・タリン空港(エストニア,タリン)
・モドリン空港(ポーランド,ワルシャワ)
・スタンステッド空港(イギリス,ロンドン)
この中で要注意な場所は、
・ボーヴェ・ティレ空港(フランス,パリ)
・モドリン空港(ポーランド,ワルシャワ)
・スタンステッド空港(イギリス,ロンドン)
です。
その他の空港は、大きなエアラインと同じ空港でターミナルだけ違うのですが、
フランス,パリのLCC専用のパリ・ボーヴェ・ティレ空港は、パリ市内までバスで1時間15分ほどかかります。
空港はちっちゃいし、なにもないし、椅子も少ない。
そしてこのバスの料金が€16もする。
その他ワルシャワ・モドリン空港、ロンドン、スタンステッド空港も同じ。
とにかく遠いので、空港までのバスを予約しなければなりません。
どこも1時間以上かかりました。
たまに飛行機よりバスの値段の方が高いやないか!ということもあるので、
飛行機のとる前に空港の場所の確認と、市内までの交通手段を調べることをお勧めします。
場合によっては、追加料金なども払うと高くなる場合もあるかもしれません。
こちらワルシャワのモドリン空港。
建物を出て飛行機まで外を歩いて乗り込みます。
雨が降ってると最悪に。
⑥独自のシステム
出発の2時間前に空港つく。
預け荷物があれば預ける。
出国審査が必要であればうける。
手荷物検査をうける。
搭乗口まで行く。
飛行機に乗り込む。
出発。
この流れは、どの航空会社もどの国も一緒だと思いますが、
ライアンエアーは+2つ必要な手順があります。
その1、オンラインチェック
その名の通り、ネット上でチェックインをします。
難しいことはなく、必要事項を記入するだけです。
座席指定(有料)をした場合は、出発日の60日前からできるのに対して、
座席指定をしなかった場合は(無料)は、出発時刻の2日前からしかできません。
面倒なのは無料にした場合、帰りの飛行機を旅行中にチェックイン&印刷しなければいけないこと。
その2、VISAチェック
オンラインチェックしたのち、バウチャーを必ず印刷する。
空港でバウチャーとパスポートをもって、VISAチェックカウンターに行きハンコを捺してもらわなければいけません。
EU圏の人は必要がないのですが、我々日本人は必要です。
大抵、預入荷物のカウンターの近くにあるので、そこを目指すのがよいかと。
ただし、シュンゲン協定国同士であれば、VISAチェックは必要ありませんでした。
(実例)
アイルランド ⇒ エストニア
(同じEU圏ではあるが、シュンゲン協定国同士ではないので必要)
ポーランド ⇒ イギリス
(同じEU圏ではあるが、シュンゲン協定国同士ではないので必要)
イギリス ⇒ アイルランド
(同じEU圏かつ、シュンゲン協定国同士なので不必要)
これをしないで搭乗口へ行っても、乗せてくれないので100%自己責任です。
シュンゲン協定国同士でも念のため、VISAチェックが必要かどうかカウンターへ聞きに行くのが良いかと思います。
さていろいろ私の経験をもとにいろいろ書いてきましたが、ライアンエアーいかがですか?
いつも乗る前は少し緊張しますが、ビンボーな私にとっては安さが最重要事項。
おかげでビュンビュンほかの国に行けています。
ありがとうライアンエアー。
ポーランドからアイルランドへ直接帰るより、
ポーランドからイギリス、イギリスからアイルランドへ2回飛行機に乗った方が安いなど、
謎の安いルートがあったりもします。(アイルランド⇔イギリスは本当に安い)
小さい私(153cm)は座席に余裕もあるので、良い。
今回はすべて私の実体験から書きましたが、
ライアンエアーのルールが変わったりすると思うので、最新の情報を入手して選択してくださいね~!
ライアンエアーを使う旅の心得は「安いからオールオッケー」で。
それでは良い旅を~!!
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