初めての海外旅行は大学内のツアーだったので、
現地でガイドさんが付いてくださいました。
基本的にみなさんその土地に住んでいる方々で
いろんなお話をしてくださいます。
お話と言っても、その街や国の歴史、習慣、国民性のこと等
国にまつわるお話がメインなのですが、一人そうじゃないガイドさんがいました。
イギリス・エディンバラでのガイドさんです。
もちろん歴史やまつわる話もしてくださいますが、
その合間合間に、
「ここ私が良くいくバルです」とか
「以前案内した大阪のおばちゃん軍団がたまたま来ていたエリザベス女王にむかって「エリちゃーん」と言っていてひやひやした」など
住んでいるからこそのお話や
ガイドさんならではのお話がとても楽しいのです。
お話の仕方も独特の間があり、またいい声で
たった2日間だけでしたが私は大変好きになり、事あるごとに話しかけていました。
「イギリスのスコットランドではシングルマザーにとてもやさしい制度があり、ハリーポッターの作者J.K.ローリングも子を育てながらハリーポッターの第一作目を書き上げた」とか、
「制度が充実しているからベビーシッターをしながら、学校に通うことも可能だよ」など、
私の好奇心を刺激するようなお話をたくさんしてくれました。
するとますます好きになり、もう根掘り葉掘りです。
そんなお話をしていたときに、
ガイドさんが「世界はあなたが働くのを待っているんです」と、いいました。
胸にぎゅーっとくる言葉でした。
「待ってる」って言葉が特にね。
あぁ、待ってるんだ、と。
素直に心の底に落ちました。
あの言葉をもらった時に想像した未来より
想像以上にいい結果がでている現在ですが
海外でもお仕事したいなーと漠然と思っていた私に
海外でのお仕事を待ってくれている人がいるかもしれないんだ
できるんだ、という思いになった言葉でした。
ガイドしてもらった日からもうずいぶんと立ってしまったけれど、
今でもこの言葉を忘れなかったし、この言葉もガイドさんも大好きです。
本当に残念ながら名前もわからないけれど、
今日もどこかで楽しいガイドをしていると願っています。
今日はなんとなく落ち着いた文章でお届けいたしました。
今までの旅の話を国ごとにカテゴリー分けをしています。
気になる国があったら、そこから読んでみてください～！
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