※このブログは以前、留学GEARにて掲載していたものを修正加筆したものです。
昨日10月6日、アイルランドのゴールウェイで
というイベントがあり、ハーフマラソンを走ってきました。
元々小中高とバレーボール部で運動はしていたけれども、
大学に入ってからはさっぱり。
健康のために、何かしないとな~と思っていた時、
4月末から6月までいた、アイルランドの農場ボランティアで、2人の女の子と一緒に住む機会があり、
最初の1か月は日本人で、その方が去った後に来たのがフランス人の女の子。
まさかの2人とも走る人だった。
1人目の日本人の方は、
「腕はぱんぱんだけど、下半身が疲れていないから」と農場で働いた後もほぼ毎日走りに行く人。
2人目のフランス人の女の子は、週末に走りに行く人。
「勝ち負けじゃなくて、走ったら頭がすっきりするから」って。
なんとなくフランス人の女の子のジョギングについていったことが2度ほどありますが、
喋りながら走りながら1時間走れたので、私やるな~な気持ちでした。
そしてこの時に、走る=頭がすっきりする を学ぶ。
てなわけで、農場を終わりゴールウェイに移った7月頭に
ランニングシューズと服を買い、少し走るようになったのでした。
(7月は週3ほど走り、8月は週2ほど走り、9月は週1も走ってなかったけど)
そんな走るのがよいことだと思っていた7月に
新聞だかで、ゴールウェイでのマラソン大会を知り、勢いで応募。
参加費€45もしたけど、まあいい経験かな、の気持ち。
前置きが長くなりましたが、昨日がその本番でした。
今回私はハーフマラソン(21㎞)に参加。
元々フルマラソン(42.195km)走ることに興味があったのに
なぜハーフマラソンを選んだかって、フルマラソン走る勇気がなかったからよ。
また私の大好きなコミックエッセイストのたかぎなおこさんの著書に
『海外マラソンRunRun旅』という海外のマラソンイベントに参加したお話をまとめた本があって、
イタリアのマラソン大会では給水所でワインがでたりするらしい。なにそれ面白そうだな~と。
それを読んだときに「海外でも参加できるのか」とぼんやり思うくらいでしたが、
昨日なんとなくしてみたかったことが叶いました。
大会前日、受け取り場所のスポーツショップへ行って、ゼッケンとTシャツを受け取る。
並んでた。
もろたー。
中にはゼッケン、と、Tシャツ。
ゼッケン留めるための安全ピンと、PAPA JONESっていうファストフードのクーポン券が入ってた。やった
当日は、
8時30分からフルマラソン
10時30分から10㎞
12時15分からハーフマラソンがスタート。
子どものころ親に連れられて、マラソン系のイベントに参加したことはありますが、
何時にどこで何していいかもわからんので、
朝からプロテイン入りのクッキーを作って、1時間前の11時ごとには会場へ。
目つき怖いですが、珍しく超快晴で喜んでます。
快晴に映える簡易トイレ。
走る用の服を着こんでいったので、ついて早々脱いで芝生で柔軟。
この時点で不安しかないです。
走り切れんのか私よ、と……。
上着走る前に脱いでますが、こんな服装。
こっちの人を見習って、レギンスしか履いていません。
鞄はクロークに預けられるので安全です。
12時ごろ集合のコールがかかる。
1時間40分以内で走る人
2時間以内で走る人
それ以上の人
と3ブロックに分かれてスタートを待ちます。
ほぼアイルランド人しかいねぇ。(多分)
12時15分スタートの合図から、私がスタートラインをくぐったのは1,2分後でした。
音楽を聴きながら、携帯を握りしめ走る。
晴れていたし、海岸沿いを走るコースなので気持ちがいい。
最初はまとまっていた人も徐々にばらばらになっていきました。
折り返す人々。
変にテンションが上がって、にやにやしながら走る気持ち悪い私。
日ごろ自転車に乗っているので、今回のコース知ってる道やな~と思っていましたが、
途中ふとあることに気が付く。
明らかに早い人たちが反対側で同じ道走ってね?と。
コース、2週だった。
知らんかった。
1週だと思ってた。
2週すると気が付いたときの私の絶望感。
いや、おかしいとは思ってた。
折り返しの時点で30分くらいしかたってないから、
1時間で21キロ走れるわけがないし……。
まず最初にピンクを1周して、赤いラインを2周する。
というのが今回のハーフマラソンのルートでした。
同じルート走るの嫌いなのよ~。
それでも走り続け、歩く歩道を歩いているときのようにス――っと走れる時と
どんだけ頑張ってもぼてぼての走りしかできない、を繰り返す。
走る距離が長くなるにつれて、周りに誰もいない状態で走る時間が長くなるよ。
応援もそんないません。
一度だけ3姉妹が手を出してくれていたので、
走りながらペチペチペチとタッチするのは元気出た。
1時間以上超えると、そこはもう未知の世界。
体から不調がでだす。
膝がいたくなり、
ふくらはぎの筋肉がパンパンに張り、
お腹から下が鉛のように重くなる。
足の指も少し痛い。
途中何度か屈伸したり、ふくらはぎを伸ばしたりしましたが、
とうとう走り切れなくなり数回歩きました。無理。
歩いては走る、を繰り返していましたが、
走るときは腕をぶんぶん振らないと足が動いてくれない。
てこ(?)の原理の偉大さを知る。
息は全然あがっていないので音楽に合わせて歌えるし、
頭は走っているおかげでむしろめちゃくちゃ元気。
それでもなかなか終わらないので「うえ~しんどい~」と思いながら走っていました。
「ゴール見届けます!」と来てくれる友人達に「2時間から3時間以内にゴールすると思う」と言っていたので、
なんとかその時間内にはゴールしようと奮闘。
一度声に出して「あー!しんどい!」といったら、少し楽になりました。
給水は3か所。
毎回給水のところは水をもらうのに必至なので、写真撮れなかった。
水だけだったり、
エナジードリンクと軽食があったり、
ドライフルーツを置いていたり。
トイレも2か所あった。
飲み物もコップとペットボトルの2種類。
走りながら飲んで、ポイっと捨てるあれできた。嬉
ゴール間近の大きな芝生エリアに入る少し手前まで歩き、最後にまた走り出す。(見栄)
ゴールが見えてくると、何よりも早く終わりたい気持ち。
ラスト1直線になると応援していたおっちゃんが「ほれ!いけ!」みたいなことを言うので
なけなしの力を振り絞ってダッシュ。
シュッ
シュッ
シュッ
うぇ~い!ゴール!
メダルをかけてもらいました。
パンパカパーン!重厚感ある。
そのままランナーしか入れない室内へ入るとまず飲み物をもらう。
こんなところ。
目の前に甘いものがあったので、すぐ食べる食い意地の張っている私。
ハーフ走り終わった後でも、胃腸は元気でした。
さらにはあったかいスープや
パンまでもらえた。
すーーーーぐ食べた。
走り終わって15分もしないくらいで完食した。
中には無料のマッサージを受けれられるところまで。
クロークから荷物を回収し、芝生で休憩&着替え。
ゴールを見届けに来てくれたお友達と再会。
2人ともゴール見逃してたけど。
途中走るときに並走していたアジア人の子!
この大会、私とこの子以外ほぼほぼアジア人いなかったんじゃないかしら?
終わった後声をかけてくれたので一緒に写真を撮る。
私はすでに着替えちゃってたので、手持ちウェアだけども!
その後見届けに来てくれた子とお酒を呑みに行く。
走った後のビールはおいしかった。
個人的な感想で言えば、走らなくても美味しいよ。
そして私のハーフマラソンの結果ですが、
ゼッケンの裏にチップが付いているので、
実際にスタートした時からゴールまでそのチップでタイムを計ってくれています。
ネットの結果はこちら!
1119人中
1014位 02:27:07
初めてなので、このタイムがどうなのかもわかんない。
リタイアしなかっただけよかったかな。
ゴール付近にプロのカメラマンさんがいたので、
お金を払えばゴールした瞬間の写真のデータをもらえます。買いませんよ、私は。
えー、ハーフマラソンを終えた感想ですが、
走る前も、走っている最中も、走った後も、
走ること、全然好きじゃないです。でもスッキリはする。
そこはブレなかった。
いつかはフルを走ってみたい気持ちはまだありますが、
ハーフの長さにぞっとしたので、練習はめちゃくちゃ大切だなと思いましたよ。
初めてのハーフマラソンがゴールウェイになるとも、
つーか、マラソンの大会にでた私に自分でびっくりですが、
機会があればまたちょこちょこ走って、違う国の大会に出てみたいな~とは思います。
観光メインで。
そしていつかは、フルマラソン走り終わった時の私を知ってみたい。
それでは!
昨日家に帰ってからシャワーを浴びた後から急に足腰に疲労がきて、
今は手すりがないと階段の上り下りができません。
腰やお腹周り、ふくらはぎも筋肉痛ですが、
なにより太ももがぷるっぷる。ぷるっぷる。
たかぎなおこさんの著書についてですが、
他にもマラソンに関する本が出版されています。
読むたびに、走ってみようかなという気持ちにさせてくれる本です。
絵本『ゾウとイカとカエルとキリン』 作・絵 三岡有矢音
全国の未来屋書店、アシーネさんで販売中。
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